クールな機長は契約恋人の副操縦士を離さない
翌日の昼、隼人さんが指定した品川の高級マンションに到着した。
マンションの入口には広い敷地をぐるりと囲む立派な白いゲートがあり、その中に落ち着いたベージュのタイル張りのマンションが建っていた。
隼人さんの部屋は最上階の七階だった。
私はエントランス前のインターホンで、701という部屋番号を押した。すぐに応答があり、「南雲です」と答えると、『上がって来い』とぶっきらぼうに言われ、インターホンが切れた。
開いた自動ドアを通って、高級ホテルのようなエントランスホールを通る。正面のカウンターにはコンシェルジュが控えていた。
クイック・イーツの仕事でいろんな配達先に行ったが、ここまでラグジュアリー感のあるマンションに遭遇したことはなかった。
隼人さんとの経済格差をハッキリと感じて、本当に私が契約恋人で良かったのだろうかと心配になる。
エレベーターに乗ると、鏡に映るネイビーのワンピース姿の自分が目に留まる。今日は隼人さんにロスで買ってもらった服を着て来た。契約恋人の仕事だと思って着たが、慣れない服は落ち着かない。階数が上がるごとに心拍数が上がる。隼人さん、私の服を見てどう思うだろう?
ドキドキしながら七階でエレベーターを降りて、グレーの絨毯が敷かれた内廊下を歩き、701号室の前で立ち止まった。
高級感あるこげ茶色の大きなドアを見て、私なんかがお邪魔していいんだろうかと思いながら、部屋のインターホンを押すと、『入って来い』というまた不愛想な答えが返って来た。私はそっと縦長のドアハンドルを引いた。
マンションの入口には広い敷地をぐるりと囲む立派な白いゲートがあり、その中に落ち着いたベージュのタイル張りのマンションが建っていた。
隼人さんの部屋は最上階の七階だった。
私はエントランス前のインターホンで、701という部屋番号を押した。すぐに応答があり、「南雲です」と答えると、『上がって来い』とぶっきらぼうに言われ、インターホンが切れた。
開いた自動ドアを通って、高級ホテルのようなエントランスホールを通る。正面のカウンターにはコンシェルジュが控えていた。
クイック・イーツの仕事でいろんな配達先に行ったが、ここまでラグジュアリー感のあるマンションに遭遇したことはなかった。
隼人さんとの経済格差をハッキリと感じて、本当に私が契約恋人で良かったのだろうかと心配になる。
エレベーターに乗ると、鏡に映るネイビーのワンピース姿の自分が目に留まる。今日は隼人さんにロスで買ってもらった服を着て来た。契約恋人の仕事だと思って着たが、慣れない服は落ち着かない。階数が上がるごとに心拍数が上がる。隼人さん、私の服を見てどう思うだろう?
ドキドキしながら七階でエレベーターを降りて、グレーの絨毯が敷かれた内廊下を歩き、701号室の前で立ち止まった。
高級感あるこげ茶色の大きなドアを見て、私なんかがお邪魔していいんだろうかと思いながら、部屋のインターホンを押すと、『入って来い』というまた不愛想な答えが返って来た。私はそっと縦長のドアハンドルを引いた。