クールな機長は契約恋人の副操縦士を離さない
「隼人さんって、お酒強い?」
『なんだ、唐突に』
「今、水沢さんに聞かれたので」
『水沢といるのか? お前、酒飲んでるだろ? 普段より喋り方が崩れてるぞ』
「えへへ。お酒ちょっと飲んでますよ。ねえ、隼人さん、お酒強い?」
『……普通だな』
「普通ですね。じゃあ」
 私はスマホを切って、水沢さんを見た。
「隼人さん、お酒は普通だそうです」
 水沢さんの眼鏡の奥の瞳が驚いたように見開かれていた。
「今のって、高月キャプテン?」
「そうです。丁度良かったんで聞いてみました」
「それはどうも」
「いえいえ」
 何だかお酒が気持ちよく回って来て、私は笑顔で答えた。
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