訳あり王子の守護聖女
「いま王宮はお前の噂で持ち切りだ。俺は明日、陛下の御前で事情を説明するよう言われている。お前を連れてな」
「ええええええ!!? わ、私、国王陛下に拝謁するんですか!?」
自分を指差して素っ頓狂な声を上げる。
「ああ。そこでお前は自分の身に起きたことを正直に話せ。ローザに崖から突き落とされたことも、一年前、俺の命を助けたことも言えばいい。もちろん俺もお前がいなかったら死んでいたことを強調する。仮にも王子の命を助けたんだ。無理を承知で褒美をねだってみろ。試す価値はあるだろう?」
ルカ様は不敵に笑った。
「褒美……え、まさか?」
「そう。戸籍だ」
「ええええええ!!? わ、私、国王陛下に拝謁するんですか!?」
自分を指差して素っ頓狂な声を上げる。
「ああ。そこでお前は自分の身に起きたことを正直に話せ。ローザに崖から突き落とされたことも、一年前、俺の命を助けたことも言えばいい。もちろん俺もお前がいなかったら死んでいたことを強調する。仮にも王子の命を助けたんだ。無理を承知で褒美をねだってみろ。試す価値はあるだろう?」
ルカ様は不敵に笑った。
「褒美……え、まさか?」
「そう。戸籍だ」