隣の席の悪魔【旧版】
◇
しばらくして。
遠くでアナウンスが流れた。
『まもなく花火が始まりまーす!』
「やば、
移動しよ!」
みんな一気に歩き出す。
その瞬間。
後ろから、
どんっと押された。
「わっ――」
ぐらっ。
下駄。
うまく踏ん張れない。
次の瞬間。
私は気づいたら、
地面へ手をついていた。
ぷつん。
すぐ近くで、
軽い音。
「あ」
赤いヨーヨー。
割れた。
冷たい水が、
地面へ広がる。
しかも。
膝、
痛い。
下駄擦れも、
じんじんする。
最悪。
私は黙ったまま、
割れたヨーヨーを見つめた。
その間に。
みんな、
前へ進んでいく。
祭囃子の中で、
みんなの笑い声が、
遠くなっていく。
しばらくして。
遠くでアナウンスが流れた。
『まもなく花火が始まりまーす!』
「やば、
移動しよ!」
みんな一気に歩き出す。
その瞬間。
後ろから、
どんっと押された。
「わっ――」
ぐらっ。
下駄。
うまく踏ん張れない。
次の瞬間。
私は気づいたら、
地面へ手をついていた。
ぷつん。
すぐ近くで、
軽い音。
「あ」
赤いヨーヨー。
割れた。
冷たい水が、
地面へ広がる。
しかも。
膝、
痛い。
下駄擦れも、
じんじんする。
最悪。
私は黙ったまま、
割れたヨーヨーを見つめた。
その間に。
みんな、
前へ進んでいく。
祭囃子の中で、
みんなの笑い声が、
遠くなっていく。