隣の席の悪魔【旧版】
◇
外は、
小さな雪が降り始めていた。
窓の向こう。
白い粒が、
静かに落ちていく。
「わ、雪」
私は窓へ近づく。
その時。
「あっ」
冷たい窓に触れた瞬間、
指先がじんっとした。
「手冷た」
すると。
後ろから、
低い声。
「そりゃそうだろ」
空くん。
いつの間にか、
すぐ後ろに立ってる。
近い。
そのまま。
空くんが、
私の頬へ温かいものを押し付けた。
「わ」
カイロ。
あったかい。
「ありがと」
「返せよ」
「えぇぇ」
ふっ。
少しだけ笑う声。
私はカイロを両手で包みながら、
窓の外を見る。
雪。
図書室。
西日。
隣にいる空くん。
なんか。
雪の音まで、
聞こえそうだった。
外は、
小さな雪が降り始めていた。
窓の向こう。
白い粒が、
静かに落ちていく。
「わ、雪」
私は窓へ近づく。
その時。
「あっ」
冷たい窓に触れた瞬間、
指先がじんっとした。
「手冷た」
すると。
後ろから、
低い声。
「そりゃそうだろ」
空くん。
いつの間にか、
すぐ後ろに立ってる。
近い。
そのまま。
空くんが、
私の頬へ温かいものを押し付けた。
「わ」
カイロ。
あったかい。
「ありがと」
「返せよ」
「えぇぇ」
ふっ。
少しだけ笑う声。
私はカイロを両手で包みながら、
窓の外を見る。
雪。
図書室。
西日。
隣にいる空くん。
なんか。
雪の音まで、
聞こえそうだった。