隣の席の悪魔【旧版】
◇
「……星野」
「ん?」
空くんは窓の外を見たまま、
ぽつり。
「落ちたら笑う」
「最低」
私は思わず吹き出した。
「励ましなよ!!」
「受かるだろ」
即答だった。
私は思わず空くんを見る。
空くんは、
前を向いたまま。
また、
胸の奥が、
じんわりあったかくなる。
私は小さく笑った。
「……空くんもね」
空くんが、
少しだけ目を細める。
窓の外。
白い雪。
静かな図書室。
カイロの熱。
この雪が溶ける頃には。
きっと、
今とは違う春が来る。
「……星野」
「ん?」
空くんは窓の外を見たまま、
ぽつり。
「落ちたら笑う」
「最低」
私は思わず吹き出した。
「励ましなよ!!」
「受かるだろ」
即答だった。
私は思わず空くんを見る。
空くんは、
前を向いたまま。
また、
胸の奥が、
じんわりあったかくなる。
私は小さく笑った。
「……空くんもね」
空くんが、
少しだけ目を細める。
窓の外。
白い雪。
静かな図書室。
カイロの熱。
この雪が溶ける頃には。
きっと、
今とは違う春が来る。