隣の席の悪魔【旧版】
◇
夕方。
冬の空。
白い息。
私たちは、
いつもの道を走っていた。
でも。
今日は。
なんか違う。
嬉しいのに。
苦しい。
その両方が、
胸の中をぐちゃぐちゃにしていた。
「空くん」
「ん?」
「おめでとう」
走りながら、
私は小さく言った。
空くんは少しだけ前を向いたまま、
ぽつり。
「……さんきゅ」
短い返事。
でも。
なんか。
その横顔が。
少しだけ、
寂しそうに見えた。
夕方。
冬の空。
白い息。
私たちは、
いつもの道を走っていた。
でも。
今日は。
なんか違う。
嬉しいのに。
苦しい。
その両方が、
胸の中をぐちゃぐちゃにしていた。
「空くん」
「ん?」
「おめでとう」
走りながら、
私は小さく言った。
空くんは少しだけ前を向いたまま、
ぽつり。
「……さんきゅ」
短い返事。
でも。
なんか。
その横顔が。
少しだけ、
寂しそうに見えた。