隣の席の悪魔【旧版】
◇
走り終わったあと。
私は空を見上げる。
冬の夜。
星。
白い息。
その時。
空くんが、
ぽつり。
「……星野」
「ん?」
少し沈黙。
そして。
「泣くなよ」
私は思わず笑った。
「泣いてないし!」
空くんは、
少しだけ目を細めた。
「……そ」
短い声。
でも。
その言い方が、
“分かってる”
みたいで。
私は余計に、
泣きそうになった。
走り終わったあと。
私は空を見上げる。
冬の夜。
星。
白い息。
その時。
空くんが、
ぽつり。
「……星野」
「ん?」
少し沈黙。
そして。
「泣くなよ」
私は思わず笑った。
「泣いてないし!」
空くんは、
少しだけ目を細めた。
「……そ」
短い声。
でも。
その言い方が、
“分かってる”
みたいで。
私は余計に、
泣きそうになった。