隣の席の悪魔【旧版】
◇
「……はぁっ……」
競技を終えた私は、
テントに座り込んだ。
暑い。
汗。
やばい。
その時。
「うわっ」
冷たいペットボトルが、
頬に当てられる。
顔を上げる。
空くん。
「……死にそうじゃん」
「空くんの応援のせいでしょ……」
「は?」
「なんか叫んでたし!」
空くん、
少しだけ止まる。
その後ろで、
葛西くんが肩を震わせてる。
「いやー、
空の叫びはレアだったわ」
「葛西黙れ」
声。
ちょっと掠れてるし。
耳。
……わかりやす。
私は思わず吹き出した。
「ありがと」
ペットボトルを改めて頬に当てる。
冷たくて気持ちいい。
その時。
空くんが、
少しだけ目を細めた。
「……速かった」
え。
「褒めた!?」
「別に」
「今絶対褒めた!!」
「うるさい」
でも。
口元。
ちょっと笑ってる。
「……はぁっ……」
競技を終えた私は、
テントに座り込んだ。
暑い。
汗。
やばい。
その時。
「うわっ」
冷たいペットボトルが、
頬に当てられる。
顔を上げる。
空くん。
「……死にそうじゃん」
「空くんの応援のせいでしょ……」
「は?」
「なんか叫んでたし!」
空くん、
少しだけ止まる。
その後ろで、
葛西くんが肩を震わせてる。
「いやー、
空の叫びはレアだったわ」
「葛西黙れ」
声。
ちょっと掠れてるし。
耳。
……わかりやす。
私は思わず吹き出した。
「ありがと」
ペットボトルを改めて頬に当てる。
冷たくて気持ちいい。
その時。
空くんが、
少しだけ目を細めた。
「……速かった」
え。
「褒めた!?」
「別に」
「今絶対褒めた!!」
「うるさい」
でも。
口元。
ちょっと笑ってる。