隣の席の悪魔【旧版】


午後。

空くんの出場競技は、
長距離走。

スタート位置へ向かう空くんに、
私は思いっきり手を振った。

「空くーーーん!!!」

周りがちょっとこっちを見る。

でも。

気にしない。

「一位じゃなきゃ
ジュース奢りだからーーー!!!」

空くん、
口に人差し指を当てて、
目を細める。

“うるさい”
って顔。

葛西くんは、
相変わらず笑ってる。

「お前らほんと面白ぇな!!」

空くんは小さくため息をついて、
そのままスタート位置についた。
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