隣の席の悪魔【旧版】
◇
コンビニ。
あったかい。
生き返る。
「はぁぁぁぁ……」
私は暖房の前で、
思わずため息をついた。
「おばあちゃんか」
「むかつくー!」
「ふん」
私はレジ横を見る。
そして。
「あっ」
肉まん。
湯気。
「あったかそう……」
空くんが、
少しだけこっちを見て、
小さくため息をついた。
そして。
そのままレジへ向かう。
……え?
不思議そうに見ている私の手の中へ、
ぽいっと熱いものが置かれた。
「え」
肉まん。
「……肉まん」
「寒いってうるさいから」
……絶対、
照れてる。
私は思わず笑った。
「ありがと!!!」
勢いよく袋を開ける。
湯気。
幸せ。
「いただきま――あつ!!!!」
思いっきり口を押さえた。
熱っ。
熱すぎ。
涙出る。
「ふーっ、ふーっ……」
「……何してんの」
「冷ましてる!」
「子どもかよ」
「舌なくなるよりマシ!!」
その瞬間。
ふっ。
空くんが吹き出した。
え。
今。
めっちゃ笑った。
「空くん今笑った!!!」
「笑ってない」
「絶対笑った!!」
「うるさい」
その時。
「あっ」
熱さで持ち替えた肉まんが、
手から滑りそうになる。
ぐらっ。
終わった。
落ちる――
と思った瞬間。
すっ。
空くんが片手で受け止めた。
「……危な」
「空くん神!!!」
「大袈裟」
コンビニ。
あったかい。
生き返る。
「はぁぁぁぁ……」
私は暖房の前で、
思わずため息をついた。
「おばあちゃんか」
「むかつくー!」
「ふん」
私はレジ横を見る。
そして。
「あっ」
肉まん。
湯気。
「あったかそう……」
空くんが、
少しだけこっちを見て、
小さくため息をついた。
そして。
そのままレジへ向かう。
……え?
不思議そうに見ている私の手の中へ、
ぽいっと熱いものが置かれた。
「え」
肉まん。
「……肉まん」
「寒いってうるさいから」
……絶対、
照れてる。
私は思わず笑った。
「ありがと!!!」
勢いよく袋を開ける。
湯気。
幸せ。
「いただきま――あつ!!!!」
思いっきり口を押さえた。
熱っ。
熱すぎ。
涙出る。
「ふーっ、ふーっ……」
「……何してんの」
「冷ましてる!」
「子どもかよ」
「舌なくなるよりマシ!!」
その瞬間。
ふっ。
空くんが吹き出した。
え。
今。
めっちゃ笑った。
「空くん今笑った!!!」
「笑ってない」
「絶対笑った!!」
「うるさい」
その時。
「あっ」
熱さで持ち替えた肉まんが、
手から滑りそうになる。
ぐらっ。
終わった。
落ちる――
と思った瞬間。
すっ。
空くんが片手で受け止めた。
「……危な」
「空くん神!!!」
「大袈裟」