隣の席の悪魔【旧版】
◇ 空 side ◇

班の集合場所。

満足そうな顔で、
女子たちが戻ってくる。

俺は小さく辺りを見回した。

「……星野は?」

その瞬間。

女子たちが止まる。

「え!?」

「つむぎ、
戻ってないの?」

俺は小さくため息をつく。

「……はぁ」

やっぱり。

葛西が横で吹き出す。

「保護者、
出動?」

「うるさい」

俺は踵を返した。

人混み。

ざわざわした声。

その中で、
小さいやつを探すのは、
結構無理がある。

……こういう時、
自分の身長を恨む。
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