隣の席の悪魔【旧版】
◇
放課後。
私は駐輪場で立ち止まる。
空くんと走る時、
いつも待ってる場所。
クラス替えって、
なんか嫌い。
その時。
後ろから、
小さな声。
「帰んないの」
振り向く。
空くん。
カバンを肩にかけたまま、
眠そうな顔。
私は思わず笑った。
「空くん!」
「……なに」
「なんか久しぶり!」
「今日も会ってる」
確かに。
でも。
……違う。
授業中。
隣を見ても。
放課後。
鞄を持つ時も。
いないじゃん、
空くん。
放課後。
私は駐輪場で立ち止まる。
空くんと走る時、
いつも待ってる場所。
クラス替えって、
なんか嫌い。
その時。
後ろから、
小さな声。
「帰んないの」
振り向く。
空くん。
カバンを肩にかけたまま、
眠そうな顔。
私は思わず笑った。
「空くん!」
「……なに」
「なんか久しぶり!」
「今日も会ってる」
確かに。
でも。
……違う。
授業中。
隣を見ても。
放課後。
鞄を持つ時も。
いないじゃん、
空くん。