隣の席の悪魔【旧版】
◇
夕方。
風。
少し暖かい。
川沿いの桜は、
まだ少しだけ花びらを残していた。
「空くん」
「なに」
「二年生でも、
……走ってくれる?」
空くんは、
前を向いたまま。
「……気が向いたら」
あ。
またそれ。
私は小さく笑った。
「それ、
来るやつじゃん」
空くんは何も言わない。
その代わり。
少しだけ笑ってた。
夕方。
風。
少し暖かい。
川沿いの桜は、
まだ少しだけ花びらを残していた。
「空くん」
「なに」
「二年生でも、
……走ってくれる?」
空くんは、
前を向いたまま。
「……気が向いたら」
あ。
またそれ。
私は小さく笑った。
「それ、
来るやつじゃん」
空くんは何も言わない。
その代わり。
少しだけ笑ってた。