隣の席の悪魔【旧版】
帰り道。

隣を歩く人は、
変わらない。

風が吹く。

桜の花びらが、
ふわっと舞った。

その中を歩く空くんを見ながら、
私はふと思う。

空くんのこと。

去年より、
ずっと知ってる。

小さいのに、
歩幅が大きいこと。

負けず嫌いなこと。

時々、
意地悪に笑うこと。

来年の今頃は。

もっと空くんのこと、
知ってるのかな。

私は、
もう一度隣を見る。

空くんは気づかないまま、
前を向いて歩いていた。
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