隣の席の悪魔【旧版】
◇
空くんは本を開く。
私は頬杖をつきながら、
ぼーっとその横顔を見る。
長いまつ毛。
静かな顔。
なんか。
空くん見ると、
ほっとする。
その時。
「……なに」
本から目を上げないまま、
空くんが言った。
「え?」
「見すぎ」
……バレてた。
私は慌てて視線を逸らす。
「見てないもん」
「変なやつ」
ふっ。
少しだけ笑う声。
空くんは、
こういうところがずるい。
空くんは本を開く。
私は頬杖をつきながら、
ぼーっとその横顔を見る。
長いまつ毛。
静かな顔。
なんか。
空くん見ると、
ほっとする。
その時。
「……なに」
本から目を上げないまま、
空くんが言った。
「え?」
「見すぎ」
……バレてた。
私は慌てて視線を逸らす。
「見てないもん」
「変なやつ」
ふっ。
少しだけ笑う声。
空くんは、
こういうところがずるい。