隣の席の悪魔【旧版】
◇
「朝比奈くーん!」
女子の声。
振り向く。
空くんと同じクラスの女子たち。
「文化祭おつかれー!」
「このあと打ち上げ行こ!」
「カラオケ!」
楽しそう。
距離。
近い。
空くんも、
普通に話してる。
少し笑ってる。
……あ。
私は無意識に、
展示の方へ視線を逸らした。
その時。
「空も行こうや」
男子まで混ざってくる。
空くんは、
少しだけ黙る。
そのあと。
何も言わずに、
こっちを指差した。
え。
一瞬。
空気が止まる。
女子たちが、
ちょっと気まずそうに笑う。
「あ、そなんだー!」
そのまま去っていく。
静かになる。
私は、
まだ固まってた。
「……空くん」
「なに」
「カラオケ行かなくていいの?」
空くん、
普通の顔。
「走るし」
なんで。
そんな当たり前みたいに言うんだろ。
「朝比奈くーん!」
女子の声。
振り向く。
空くんと同じクラスの女子たち。
「文化祭おつかれー!」
「このあと打ち上げ行こ!」
「カラオケ!」
楽しそう。
距離。
近い。
空くんも、
普通に話してる。
少し笑ってる。
……あ。
私は無意識に、
展示の方へ視線を逸らした。
その時。
「空も行こうや」
男子まで混ざってくる。
空くんは、
少しだけ黙る。
そのあと。
何も言わずに、
こっちを指差した。
え。
一瞬。
空気が止まる。
女子たちが、
ちょっと気まずそうに笑う。
「あ、そなんだー!」
そのまま去っていく。
静かになる。
私は、
まだ固まってた。
「……空くん」
「なに」
「カラオケ行かなくていいの?」
空くん、
普通の顔。
「走るし」
なんで。
そんな当たり前みたいに言うんだろ。