隣の席の悪魔【旧版】


席へ戻ると、
葛西くんがにやにやしてた。

「星野」

「なに」

「空、
あんな笑うの珍しい」

「え?
言うほど笑ってないよ」

「てか、
あいつと普通に喋れてるだけで珍しい」

……え。

そうなの?

私は、
ちらっと隣を見る。

空くん。

何事もなかったように、
教科書を開いてる。

でも。

机の端。

丸めたありんこは、

まだ、
捨てられてなかった。
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