敏腕パイロットは空の上のシェフを愛す~愛おしい双子を添えて~
彼は色香が漂う低音を、彼女の耳朶に直接注ぎ込んだ。
降り続く甘い言葉の雨と、蕩けるような甘いキスに溺れたあの日。この時間が永遠に続けばいいと、花梨は心から思った。
だからだろうか。花梨の気持ちが神に通じてしまったのだ。
彼との天使を身体に宿した。しかも、同時にふたりも。

(もう一生会うことはないと、思ったのに。なんでなの、久登さん―――……)
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