【執着兄弟の溺愛シリーズ】内緒の三つ子を出産したら、執念で見つけ出した凄腕パイロットから重たい独占愛を刻み込まれる
保育園から少し離れた場所で私は車を降りた。
すると、車のパワーウインドウが開いて運転席から「凛花」と名前を呼ばれた。
何だろうと運転席側に歩み寄ると、翔真さんはクイクイッと手招きした。
「もっと近付いて」
「えっ……もっと?」
催促されて顔を寄せると、ぐっと身を乗り出した翔真さんがチュッと私の頬にキスをした。
「えっ⁉」
「ここは歩道が狭いから車に気を付けて」
唐突なことに仰天する私に翔真さんは涼しい顔で告げる。
近くには犬を散歩させている人や通行人がいる。
「な、なんで……?」
頬を抑えて目を白黒させて尋ねる。
「本当は凛花からして欲しかったけど、我慢してるんだよ」
「わ、私からですか?」
「ああ。だってさっき何でもするって言ってくれたから。凛花のあの言葉、信じてるからね」
三年ぶりの翔真さんは私への絶対的な執着を隠そうとしない。一度離れたことで、彼は私への想いをこじらせているのかもしれない。
とはいえ、悪いのは私だ。
「送ってくれてありがとうございました!」
私はぺこりと頭を下げると、そのまま保育園まで駆け出した。
「はるくーん、かなくーん、るいくーん! ママお迎え来たよ~! お荷物準備して~!」
「今日もありがとう。三人とも良い子にしてた?」
未満児クラスの担任の風香先生に笑顔でお礼を言う。
「かなくんとるいくんがおもちゃの取り合いでケンカになっちゃったんですけど、はるくんが仲裁に入ってくれて。さすが長男ですねっ」
「そっか。毎度お騒がせしてごめんね」
風香先生と言葉を交わしていると、三人が駆けてきた。好奇心旺盛な琉翔のお腹には段ボールでつくった変身ベルトが巻かれ、「てやっ!」と声を出しながら見えない敵と戦っている。
「ママ、これみてっ。かながかいたのっ」
奏翔が得意げに画用紙に書いた絵を私に差し出す。
「わぁ、すごい! 上手に描けたね」
奏翔の頭を撫でると、「ふふっ」と嬉しそうに目を細めた。
「かな、るい! わすれものしてるよぉ!」
遅れてやってきた晴翔はふたりが忘れてきたタオルを持って駆けてきた。
「晴翔は本当にしっかりしてる。よく周りが見えてるね。偉いっ!」
「うん。だってぼくおにいちゃんだからっ」
少し照れくさそうに胸を張る晴翔に私と風香先生は目を見合わせて吹き出した。
すると、車のパワーウインドウが開いて運転席から「凛花」と名前を呼ばれた。
何だろうと運転席側に歩み寄ると、翔真さんはクイクイッと手招きした。
「もっと近付いて」
「えっ……もっと?」
催促されて顔を寄せると、ぐっと身を乗り出した翔真さんがチュッと私の頬にキスをした。
「えっ⁉」
「ここは歩道が狭いから車に気を付けて」
唐突なことに仰天する私に翔真さんは涼しい顔で告げる。
近くには犬を散歩させている人や通行人がいる。
「な、なんで……?」
頬を抑えて目を白黒させて尋ねる。
「本当は凛花からして欲しかったけど、我慢してるんだよ」
「わ、私からですか?」
「ああ。だってさっき何でもするって言ってくれたから。凛花のあの言葉、信じてるからね」
三年ぶりの翔真さんは私への絶対的な執着を隠そうとしない。一度離れたことで、彼は私への想いをこじらせているのかもしれない。
とはいえ、悪いのは私だ。
「送ってくれてありがとうございました!」
私はぺこりと頭を下げると、そのまま保育園まで駆け出した。
「はるくーん、かなくーん、るいくーん! ママお迎え来たよ~! お荷物準備して~!」
「今日もありがとう。三人とも良い子にしてた?」
未満児クラスの担任の風香先生に笑顔でお礼を言う。
「かなくんとるいくんがおもちゃの取り合いでケンカになっちゃったんですけど、はるくんが仲裁に入ってくれて。さすが長男ですねっ」
「そっか。毎度お騒がせしてごめんね」
風香先生と言葉を交わしていると、三人が駆けてきた。好奇心旺盛な琉翔のお腹には段ボールでつくった変身ベルトが巻かれ、「てやっ!」と声を出しながら見えない敵と戦っている。
「ママ、これみてっ。かながかいたのっ」
奏翔が得意げに画用紙に書いた絵を私に差し出す。
「わぁ、すごい! 上手に描けたね」
奏翔の頭を撫でると、「ふふっ」と嬉しそうに目を細めた。
「かな、るい! わすれものしてるよぉ!」
遅れてやってきた晴翔はふたりが忘れてきたタオルを持って駆けてきた。
「晴翔は本当にしっかりしてる。よく周りが見えてるね。偉いっ!」
「うん。だってぼくおにいちゃんだからっ」
少し照れくさそうに胸を張る晴翔に私と風香先生は目を見合わせて吹き出した。