【執着兄弟の溺愛シリーズ】内緒の三つ子を出産したら、執念で見つけ出した凄腕パイロットから重たい独占愛を刻み込まれる
そしてあっという間に翌週の週末がやってきた。私は翔真さんのご両親との顔合わせのために高級料亭にいた。
女将の後に続き、磨き上げられた檜の床を踏みしめて歩く。
三つ子たちは慣れない場所に興味津々で池を指差して「おっきなおさかいっぱいだ!」と興奮気味だ。
すでに個室に通されていた彼のご両親は私たちが入るなりさっと立ち上がり明るい笑みを浮かべた。
彼のお父さんはダークグレーのスーツ、お母さんは仕立ての良さそうなネイビーのロングワンピース姿だ。彼のお父さんは会社の社長で、お母さんは長年看護師として働き現在は退職して趣味の縫物に精を出していると話に聞いている。
さすが翔真さんのご両親だ。どちらも見るからに品が良く、抜群の容姿をしている。
「初めまして。翔真さんとお付き合いをさせていただいている藍沢凛花と申します。本日はお時間をとっていただきありがとうございます」
丁重に頭を下げる。
軽く互いの挨拶を交わすと、私の背後に隠れて緊張気味な面持ちをしていた三つ子たちがチラリと顔を覗かせた。
その様子を見ていた翔真さんのご両親が目を見合わせて穏やかに微笑む。
席に着くと、翔真さんが早速話を切り出した。
「この間話したと思うけど、凛花と結婚するから」
翔真さんはご両親に認めてもらう前に、『結婚する』と断言した。
「お前がそんなに強く主張するのは初めてだな」
お父さんが意外そうに言う。
「そうかもね。訳あって一度は離れることになったけど、俺はどうしても彼女を諦められなかったんだ。もう二度と彼女を手放したくない。だから、絶対に彼女と結婚する。認めてくれるよね?」
翔真さんが力強い言葉で告げると、ご両親は私に目を向けた。
「翔真はこう言っているけど、凛花さんの気持ちは同じなの?」
「はい。私も同じ気持ちです。翔真さんと結婚して家族になりたいと思っています」
お母さんの言葉に私はハッキリと気持ちを伝えた。
「ここにいる子どもたちも俺と凛花の子だ。事情があって離れている間、彼女がひとりで大切に育ててくれていた。だから、今度は俺が四人を支えたいと思ってる」
翔真さんの熱意が伝わったのか、ご両親は穏やかに微笑んだ。
「そうか。もちろん結婚は認める。ふたりで決めたことなら、俺たちがとやかく言うのはおかしいからな」
翔真さんのお父さんの言葉に私は「ありがとうございます」と頭を下げた。
「ただ……」
すると、お母さんが神妙そうな顔で何かを言いかけた。
もしかしたらお母さんは反対なんだろうか。
突然現れて結婚を告げただけでなく、子どもを三人も連れて来たのだ。
驚くのも無理はない。拒まれるのではないかと心配を募らせた時だった
女将の後に続き、磨き上げられた檜の床を踏みしめて歩く。
三つ子たちは慣れない場所に興味津々で池を指差して「おっきなおさかいっぱいだ!」と興奮気味だ。
すでに個室に通されていた彼のご両親は私たちが入るなりさっと立ち上がり明るい笑みを浮かべた。
彼のお父さんはダークグレーのスーツ、お母さんは仕立ての良さそうなネイビーのロングワンピース姿だ。彼のお父さんは会社の社長で、お母さんは長年看護師として働き現在は退職して趣味の縫物に精を出していると話に聞いている。
さすが翔真さんのご両親だ。どちらも見るからに品が良く、抜群の容姿をしている。
「初めまして。翔真さんとお付き合いをさせていただいている藍沢凛花と申します。本日はお時間をとっていただきありがとうございます」
丁重に頭を下げる。
軽く互いの挨拶を交わすと、私の背後に隠れて緊張気味な面持ちをしていた三つ子たちがチラリと顔を覗かせた。
その様子を見ていた翔真さんのご両親が目を見合わせて穏やかに微笑む。
席に着くと、翔真さんが早速話を切り出した。
「この間話したと思うけど、凛花と結婚するから」
翔真さんはご両親に認めてもらう前に、『結婚する』と断言した。
「お前がそんなに強く主張するのは初めてだな」
お父さんが意外そうに言う。
「そうかもね。訳あって一度は離れることになったけど、俺はどうしても彼女を諦められなかったんだ。もう二度と彼女を手放したくない。だから、絶対に彼女と結婚する。認めてくれるよね?」
翔真さんが力強い言葉で告げると、ご両親は私に目を向けた。
「翔真はこう言っているけど、凛花さんの気持ちは同じなの?」
「はい。私も同じ気持ちです。翔真さんと結婚して家族になりたいと思っています」
お母さんの言葉に私はハッキリと気持ちを伝えた。
「ここにいる子どもたちも俺と凛花の子だ。事情があって離れている間、彼女がひとりで大切に育ててくれていた。だから、今度は俺が四人を支えたいと思ってる」
翔真さんの熱意が伝わったのか、ご両親は穏やかに微笑んだ。
「そうか。もちろん結婚は認める。ふたりで決めたことなら、俺たちがとやかく言うのはおかしいからな」
翔真さんのお父さんの言葉に私は「ありがとうございます」と頭を下げた。
「ただ……」
すると、お母さんが神妙そうな顔で何かを言いかけた。
もしかしたらお母さんは反対なんだろうか。
突然現れて結婚を告げただけでなく、子どもを三人も連れて来たのだ。
驚くのも無理はない。拒まれるのではないかと心配を募らせた時だった