【執着兄弟の溺愛シリーズ】内緒の三つ子を出産したら、執念で見つけ出した凄腕パイロットから重たい独占愛を刻み込まれる
けれど、できないからと諦めるつもりは到底ない。凛花がこの誹謗中傷でどれだけ心に傷を負ったのか分からせなくてはならない。
愛する凛花を傷付けられて黙っていられるわけがなかった。
「ですが、その件はすでに知り合いの弁護士に相談済みです。弁護士によると裁判所を通してプロバイダーに開示請求ができるらしいので、いずれ誹謗中傷した犯人は見つかります」
「で、でもそれってすごいお金と時間がかかるっていうし……。そこまでする必要ってあるのかなぁ?」
俺は声を震わせる末藤さんを真っすぐ見つめて言った。
「金と時間がいくらかかろうと、俺は彼女を傷付けた人間を許せない。必ず探し出して罪を償わせる」
すると、末藤さんが「ふっ」と口の端を歪ませた。
「何がおかしい?」
「なによ……。あの子の何がそんなにいいわけ?」
先程までと人が変わったかのようだ。相手の神経を逆なでするように末藤さんは胸の前で腕を組み、挑発的に俺を見つめる。
「ちょっと! 何開き直ってんのよ! やっぱり犯人はアンタだったのね⁉」
ベテランらしき保育士の女性が憤ったように叫ぶ。
「保育士の間でもずっとあなたが犯人じゃないかって噂してたのよ。凛花先生は誰かに恨まれるような人じゃないもの。でもあなたはいつも凛花先生の足引っ張るようなことばっかりするから」
「うるさいなぁ。耳障りだからギャーギャー大きな声出さないでもらえます? だから、子どもたちに陰で『おばさん』って言われるんですよ?」
末藤さんの逆切れにその場にいた全員が驚いて言葉を失う。
「はいはい、あのコメントは私が書き込みましたよ。ずっと、凛花のことが疎ましかったんだもん。少し仕事ができるからって調子に乗って偉そうに私に命令してくるから」
「なんて人なの……! 自分のことを棚に上げて! 数年前に園児を空港で迷子にさせた責任だって、責任感のある凛花先生に被せて自分はしらんぷりで!」
その言葉に、ふとあの日のことを思い出す。
そうか……。あの時、凛花は末藤さんのミスをリカバリーしようとあんなに必死に走り回っていたんだ。
それを知り、保育士として働く凛花をさらに深く尊敬する。それと同時に、凛花を一方的に妬み、傷付けようとした末藤さんを許すことはできないという思いが強くなる。
すると、「凛花先生!」と誰かが声を上げた。
「翔真さん……それにみんな……ここで何してるの?」
「凛花……どうしてここに?」
驚いて目を見開く。
「三人を迎えに行くって家を出て行ってからなかなか帰ってこないから心配で見に来たんです……。もし翔真さんや三つ子の身に何かあったらって……」
どうやら凛花は誹謗中傷してきた人間が俺達に危害を与えるかもしれないと危惧したのだろう。
愛する凛花を傷付けられて黙っていられるわけがなかった。
「ですが、その件はすでに知り合いの弁護士に相談済みです。弁護士によると裁判所を通してプロバイダーに開示請求ができるらしいので、いずれ誹謗中傷した犯人は見つかります」
「で、でもそれってすごいお金と時間がかかるっていうし……。そこまでする必要ってあるのかなぁ?」
俺は声を震わせる末藤さんを真っすぐ見つめて言った。
「金と時間がいくらかかろうと、俺は彼女を傷付けた人間を許せない。必ず探し出して罪を償わせる」
すると、末藤さんが「ふっ」と口の端を歪ませた。
「何がおかしい?」
「なによ……。あの子の何がそんなにいいわけ?」
先程までと人が変わったかのようだ。相手の神経を逆なでするように末藤さんは胸の前で腕を組み、挑発的に俺を見つめる。
「ちょっと! 何開き直ってんのよ! やっぱり犯人はアンタだったのね⁉」
ベテランらしき保育士の女性が憤ったように叫ぶ。
「保育士の間でもずっとあなたが犯人じゃないかって噂してたのよ。凛花先生は誰かに恨まれるような人じゃないもの。でもあなたはいつも凛花先生の足引っ張るようなことばっかりするから」
「うるさいなぁ。耳障りだからギャーギャー大きな声出さないでもらえます? だから、子どもたちに陰で『おばさん』って言われるんですよ?」
末藤さんの逆切れにその場にいた全員が驚いて言葉を失う。
「はいはい、あのコメントは私が書き込みましたよ。ずっと、凛花のことが疎ましかったんだもん。少し仕事ができるからって調子に乗って偉そうに私に命令してくるから」
「なんて人なの……! 自分のことを棚に上げて! 数年前に園児を空港で迷子にさせた責任だって、責任感のある凛花先生に被せて自分はしらんぷりで!」
その言葉に、ふとあの日のことを思い出す。
そうか……。あの時、凛花は末藤さんのミスをリカバリーしようとあんなに必死に走り回っていたんだ。
それを知り、保育士として働く凛花をさらに深く尊敬する。それと同時に、凛花を一方的に妬み、傷付けようとした末藤さんを許すことはできないという思いが強くなる。
すると、「凛花先生!」と誰かが声を上げた。
「翔真さん……それにみんな……ここで何してるの?」
「凛花……どうしてここに?」
驚いて目を見開く。
「三人を迎えに行くって家を出て行ってからなかなか帰ってこないから心配で見に来たんです……。もし翔真さんや三つ子の身に何かあったらって……」
どうやら凛花は誹謗中傷してきた人間が俺達に危害を与えるかもしれないと危惧したのだろう。