アイドル&執事な天使と悪魔の事件かいけつ日記☆
るいは今、ピンク色のエプロンをつけてガスコンロの前に立っている。すらりと長身でさらさらな黒髪に整いすぎている顔。ピンクのエプロンも当たり前のように似合う。るいの、なんでも似合うカッコ良さだけは認めざるを得ない。
いや、それよりも――。
こっちは驚いたのに……るいは全く驚く様子はない。いつもと変わらない様子で淡々と料理を作っている。
「なんでるいがここにいるんだよ!」
「別にいいじゃん……おじいさん、砂糖ある?」
「あぁ、砂糖はここにある」
大量の砂糖をたまごに混ぜるるい。るいは僕の姿を見ても作業の手を休めずに、何一つ変わらない無表情。
なんだよ、こっちはすごく心配していたのに。るいとは仲が悪いけれど、るいの無事な姿を見ることができて、正直安心した。
るいが無事でいてくれて良かった。
るいを見つめていると、目が合った。
「べ、別に、るいのことなんて、全く心配してなかったからな!」
「別に心配されなくてもいいし……」
いつものように冷たいるい。心配してたことは、内緒だ。
「天使さまは何か食べた? お腹すいた?」
「うん、すいたかな」
あんじゅの質問に答えると、るいが大きなたまご焼きを乗せた皿をテーブルに置いた。
「食べて、いいのか?」
「食堂に持っていって」
「あぁ、うん。分かった」
他にも野菜とたまごが入ったスープなど、テーブルの上には料理が増えていく。言われた通り食堂にそれらを運んでいく。
僕たち四人はテーブルを囲み、ご飯を食べ始める。
「そういえば、ここのホテルって他に客はいないの?」
「ここは建物はホテルだけど、今は買い取り自分たちが住んでいる」
僕が質問するとおじいさんはそう答えた。
そうだったのか……ふたりで住んでいるってことか。というか、こんなに立派な家に住んでいるってお金持ち。
るいが作ったたまご焼きを一口ほおばる。
美味しい!
たまご焼きはとても甘い。僕は甘いのが昔から大好きだから、るいが作ったたまご焼きの味はとても美味しかった。だけど、それも本人には言わない。
「それにしても、どうしてるいは昔からここにいたような雰囲気で、馴染んでいるんだ?」
「たまに来てたから」
「……そうだったんだ。るいはなんでここに来てたんだ?」
「……ごちそうさまでした」
途中からの僕の質問には答えずにご飯を食べ終えたるいは食器を持ってキッチンへ。おじいさんも空いたお皿を持つと、るいの後について行った。食卓にはまだご飯を食べ終えていない僕とあんじゅがふたり残っている。
「るいくんね、結構前の話になるのだけどね、さらわれそうになった私を助けてくれたの!」
「るいが?」
僕は驚く。るいが人助けするなんて、想像できないなぁ。
困っている人を見かけてもいつものようなクールな表情で素通りしそう。
「るいくんって優しくて大好き!」
「るいが、優しい……?」
僕はご飯を食べている途中だったのだけど、驚きすぎて立ち上がってしまった。
「うん。すごく優しい! 助けてくれたし、優しいし。だからね、今、るいくんから困ってるオーラを感じたから助けたいなぁ」
「困ってるオーラ、か。そうだよなぁ。事件解決するまで僕たち雲の世界に帰れないもんなぁ」
「家に帰れないの?」
「うん」
僕は事情を軽く説明した。
*
いや、それよりも――。
こっちは驚いたのに……るいは全く驚く様子はない。いつもと変わらない様子で淡々と料理を作っている。
「なんでるいがここにいるんだよ!」
「別にいいじゃん……おじいさん、砂糖ある?」
「あぁ、砂糖はここにある」
大量の砂糖をたまごに混ぜるるい。るいは僕の姿を見ても作業の手を休めずに、何一つ変わらない無表情。
なんだよ、こっちはすごく心配していたのに。るいとは仲が悪いけれど、るいの無事な姿を見ることができて、正直安心した。
るいが無事でいてくれて良かった。
るいを見つめていると、目が合った。
「べ、別に、るいのことなんて、全く心配してなかったからな!」
「別に心配されなくてもいいし……」
いつものように冷たいるい。心配してたことは、内緒だ。
「天使さまは何か食べた? お腹すいた?」
「うん、すいたかな」
あんじゅの質問に答えると、るいが大きなたまご焼きを乗せた皿をテーブルに置いた。
「食べて、いいのか?」
「食堂に持っていって」
「あぁ、うん。分かった」
他にも野菜とたまごが入ったスープなど、テーブルの上には料理が増えていく。言われた通り食堂にそれらを運んでいく。
僕たち四人はテーブルを囲み、ご飯を食べ始める。
「そういえば、ここのホテルって他に客はいないの?」
「ここは建物はホテルだけど、今は買い取り自分たちが住んでいる」
僕が質問するとおじいさんはそう答えた。
そうだったのか……ふたりで住んでいるってことか。というか、こんなに立派な家に住んでいるってお金持ち。
るいが作ったたまご焼きを一口ほおばる。
美味しい!
たまご焼きはとても甘い。僕は甘いのが昔から大好きだから、るいが作ったたまご焼きの味はとても美味しかった。だけど、それも本人には言わない。
「それにしても、どうしてるいは昔からここにいたような雰囲気で、馴染んでいるんだ?」
「たまに来てたから」
「……そうだったんだ。るいはなんでここに来てたんだ?」
「……ごちそうさまでした」
途中からの僕の質問には答えずにご飯を食べ終えたるいは食器を持ってキッチンへ。おじいさんも空いたお皿を持つと、るいの後について行った。食卓にはまだご飯を食べ終えていない僕とあんじゅがふたり残っている。
「るいくんね、結構前の話になるのだけどね、さらわれそうになった私を助けてくれたの!」
「るいが?」
僕は驚く。るいが人助けするなんて、想像できないなぁ。
困っている人を見かけてもいつものようなクールな表情で素通りしそう。
「るいくんって優しくて大好き!」
「るいが、優しい……?」
僕はご飯を食べている途中だったのだけど、驚きすぎて立ち上がってしまった。
「うん。すごく優しい! 助けてくれたし、優しいし。だからね、今、るいくんから困ってるオーラを感じたから助けたいなぁ」
「困ってるオーラ、か。そうだよなぁ。事件解決するまで僕たち雲の世界に帰れないもんなぁ」
「家に帰れないの?」
「うん」
僕は事情を軽く説明した。
*