アイドル&執事な天使と悪魔の事件かいけつ日記☆
「なるほど……そしたら天使さまたち、まずは事件を探さないといけないってこと?」
「そういうことになる」
「じゃあ、目立って事件を集められる環境を作ればいいってことだ!」
「そっか、そういうことか!」
あんじゅの考えを聞いて、僕は何度もうなずいた。
「あんじゅは、頭が良いな!」
「でしょ?」
僕とあんじゅが解決策の提案で盛り上がっていると、るいがキッチンから戻ってきた。
「そう簡単にはいかないと思うけど……」
「いやいや、上手く行くから。まだやってないうちからあきらめるなよ!」
「……というか、俺、目立つの嫌いだし」
「じゃあ良い意見あるのかよ?」
「特にないけど……」
またいつものように喧嘩っぽくなってしまう。こっちに来ても喧嘩。だって、るいはいつもムッとしてしまうことをしたり言ったりしてくるから。
「分かった! 私、準備しておくからふたりはとりあえず寝て! 任せて!!」
目を輝かせて、自信満々な様子なあんじゅ。そんなに自信満々に言われると、任せてみたくなる。
「任せる!」
いったいなんの準備をしてくれるのか。
そうしてお風呂に入り、歯磨きもして。人間がする眠る準備を一通り終えたあとはおじいさんが部屋を案内してくれた。この部屋は、僕がこれからしばらく過ごすことのできる部屋。
ところが問題がひとつ。僕たちが案内された部屋は広かったのだけど――。
「どうしてふたり一緒の部屋なんだよ!」
そう、僕もるい、ふたりでひとつの部屋で過ごすことに。
「い、いや。他の部屋が空いていなくて」
おじいさんはおどおどしている。
「いや、思い切り空いてるし。僕たち以外は誰も客がいないし」
「他の部屋は掃除をしていなくて」
「いや、通りすがりに見たけれど、綺麗だった!」
「他の部屋には鍵が……」
むりやり理由を作っている気がする。
「俺は、別にゆうと同じ部屋で大丈夫だけど」
おじいさんと言い合っていた僕は、ささっとるいを見た。普段崩れないるいの表情がわずかに乱れている。これは嘘をついている時の顔だ。そして僕しか見ていないこの状況で、口がわずかに動いている。僕だけへのメッセージ。
「おじいさんを困らせるな」と。
まぁ、確かに。あきらかに今、おじいさんを困らせてしまったのかもしれない。
「分かったよ。るいと同じ部屋で寝る。泊めてくれるだけで感謝だ。ありがとう」
と、そういうわけで仲の悪いるいと同じ部屋に。エレベーターで最上階へ。
「おじいさん、本当にありがとう」
「うん。何かあったらいつでも降りておいで。自分はずっと一階で過ごしているからね」
おじいさんが下の階へもどると、るいとふたりきりになる部屋の中へ。ドアを閉めると思い切り叫んだ。
「もう、るいと同じ部屋さいあく~!」
「うるさい。声でかい」
「だってさぁ……」
僕はため息をつきながらベットの方へ。そして仲良さそうにくっついていたからできるだけ離した。壁まで寄せるとベットの上に座る。
「っていうか、ゆうは気が付かなかったのか?」
「何に?」
「お化け」
「お化け? どこに?」
「ここのホテルは、それぞれの部屋にお化けが住んでいる。おじいさんは俺たちを怖がらせないように気を使っていたのにさ……」
「えっ、お化け? 怖い」
「はっ、天使なのにお化けが怖いんだな」
「うるさいなぁ。お化けなんて怖くない! 僕は今から日記を書くんだ!」
そうそう、日記を書かないと。なんて書けばいいんだ?
「そういうことになる」
「じゃあ、目立って事件を集められる環境を作ればいいってことだ!」
「そっか、そういうことか!」
あんじゅの考えを聞いて、僕は何度もうなずいた。
「あんじゅは、頭が良いな!」
「でしょ?」
僕とあんじゅが解決策の提案で盛り上がっていると、るいがキッチンから戻ってきた。
「そう簡単にはいかないと思うけど……」
「いやいや、上手く行くから。まだやってないうちからあきらめるなよ!」
「……というか、俺、目立つの嫌いだし」
「じゃあ良い意見あるのかよ?」
「特にないけど……」
またいつものように喧嘩っぽくなってしまう。こっちに来ても喧嘩。だって、るいはいつもムッとしてしまうことをしたり言ったりしてくるから。
「分かった! 私、準備しておくからふたりはとりあえず寝て! 任せて!!」
目を輝かせて、自信満々な様子なあんじゅ。そんなに自信満々に言われると、任せてみたくなる。
「任せる!」
いったいなんの準備をしてくれるのか。
そうしてお風呂に入り、歯磨きもして。人間がする眠る準備を一通り終えたあとはおじいさんが部屋を案内してくれた。この部屋は、僕がこれからしばらく過ごすことのできる部屋。
ところが問題がひとつ。僕たちが案内された部屋は広かったのだけど――。
「どうしてふたり一緒の部屋なんだよ!」
そう、僕もるい、ふたりでひとつの部屋で過ごすことに。
「い、いや。他の部屋が空いていなくて」
おじいさんはおどおどしている。
「いや、思い切り空いてるし。僕たち以外は誰も客がいないし」
「他の部屋は掃除をしていなくて」
「いや、通りすがりに見たけれど、綺麗だった!」
「他の部屋には鍵が……」
むりやり理由を作っている気がする。
「俺は、別にゆうと同じ部屋で大丈夫だけど」
おじいさんと言い合っていた僕は、ささっとるいを見た。普段崩れないるいの表情がわずかに乱れている。これは嘘をついている時の顔だ。そして僕しか見ていないこの状況で、口がわずかに動いている。僕だけへのメッセージ。
「おじいさんを困らせるな」と。
まぁ、確かに。あきらかに今、おじいさんを困らせてしまったのかもしれない。
「分かったよ。るいと同じ部屋で寝る。泊めてくれるだけで感謝だ。ありがとう」
と、そういうわけで仲の悪いるいと同じ部屋に。エレベーターで最上階へ。
「おじいさん、本当にありがとう」
「うん。何かあったらいつでも降りておいで。自分はずっと一階で過ごしているからね」
おじいさんが下の階へもどると、るいとふたりきりになる部屋の中へ。ドアを閉めると思い切り叫んだ。
「もう、るいと同じ部屋さいあく~!」
「うるさい。声でかい」
「だってさぁ……」
僕はため息をつきながらベットの方へ。そして仲良さそうにくっついていたからできるだけ離した。壁まで寄せるとベットの上に座る。
「っていうか、ゆうは気が付かなかったのか?」
「何に?」
「お化け」
「お化け? どこに?」
「ここのホテルは、それぞれの部屋にお化けが住んでいる。おじいさんは俺たちを怖がらせないように気を使っていたのにさ……」
「えっ、お化け? 怖い」
「はっ、天使なのにお化けが怖いんだな」
「うるさいなぁ。お化けなんて怖くない! 僕は今から日記を書くんだ!」
そうそう、日記を書かないと。なんて書けばいいんだ?