ハイエンドマリッジ~身も心も成熟したオトナの男に愛されて~
やはりこちらに視線を向けないまま、離れの客室に辿り着き、ドアを閉めたところで。
突然、彼が私を正面から抱き竦め、唇に乱暴なキスを落とした。
驚いて膝の力が抜けて、バランスを崩した体が背面のドアに強く当たる。
ガン、と大きな金属音が響く。彼は私をドアに押しつけて身動きを封じたまま、幾度も口づけを繰り返した。
「ん……康惺、さ……」
抵抗にならない抵抗を続けていると、ようやく彼が口づけを緩め、代わりに私を冷ややかな目で見下ろした。
「どうして惺也と踊ったんだ? あんなに嫌がっていたのに」
「それは……断り切れなかったから」
「ああ、そうだった。お前は押しに弱いんだったな」
白々しい口ぶりでそう言って、私の顎を押さえつける。
「俺ももう少し、強引にしてみるか」
低い声でそう囁いて、ダスティローズのドレスの裾を力強くたくし上げた。
冷静な声の奥に宿る激情。こんな獰猛な目をした彼は初めてだ。
「や……待って、康惺さん……!」
今の彼が少し怖い。朗らかで飄々としている、普段の彼とはまるで別人で。
どうしてこんなことに――。
突然、彼が私を正面から抱き竦め、唇に乱暴なキスを落とした。
驚いて膝の力が抜けて、バランスを崩した体が背面のドアに強く当たる。
ガン、と大きな金属音が響く。彼は私をドアに押しつけて身動きを封じたまま、幾度も口づけを繰り返した。
「ん……康惺、さ……」
抵抗にならない抵抗を続けていると、ようやく彼が口づけを緩め、代わりに私を冷ややかな目で見下ろした。
「どうして惺也と踊ったんだ? あんなに嫌がっていたのに」
「それは……断り切れなかったから」
「ああ、そうだった。お前は押しに弱いんだったな」
白々しい口ぶりでそう言って、私の顎を押さえつける。
「俺ももう少し、強引にしてみるか」
低い声でそう囁いて、ダスティローズのドレスの裾を力強くたくし上げた。
冷静な声の奥に宿る激情。こんな獰猛な目をした彼は初めてだ。
「や……待って、康惺さん……!」
今の彼が少し怖い。朗らかで飄々としている、普段の彼とはまるで別人で。
どうしてこんなことに――。