ハイエンドマリッジ~身も心も成熟したオトナの男に愛されて~
そう提案したのは、彼女の中で俺の存在が大きくなっていることに気づいたから。
十六歳上の男だと嫌悪する様子はない。むしろ夫として受け入れ始めている。
なにより俺自身、涼羽と過ごす時間が苦ではなかった。
たいして気を使わなくても彼女はのびのびとしているし、割とドライなところも気に入っている。
……そうか。俺は彼女をそこそこ気に入っていたのか。
隣に置いておく理由としては、それで充分なのかもしれない。
若くて大胆で強情な、見所のある妻をもらった。そう思って緩く楽しんでやっていけばいい。
ここまで来てなかったことにするなどあり得ないのだ。
すでに覚悟を決めた彼女の唇に、今さら誓いのようなキスをした。
彼女とこのペントハウスで暮らすようになって、日常が変わった。
朝起きるとコーヒーがすでに出来上がっている。それをお湯で薄めて飲みながら、慌ただしくバッグに水筒を詰め込んで出ていく彼女に、ひらりと手を振って見送る。
仕事を終えて帰宅すると風呂上がりの彼女がいて、気まぐれに作る夜食の分量は、一・三人前から一・五人前に増えた。
十六歳上の男だと嫌悪する様子はない。むしろ夫として受け入れ始めている。
なにより俺自身、涼羽と過ごす時間が苦ではなかった。
たいして気を使わなくても彼女はのびのびとしているし、割とドライなところも気に入っている。
……そうか。俺は彼女をそこそこ気に入っていたのか。
隣に置いておく理由としては、それで充分なのかもしれない。
若くて大胆で強情な、見所のある妻をもらった。そう思って緩く楽しんでやっていけばいい。
ここまで来てなかったことにするなどあり得ないのだ。
すでに覚悟を決めた彼女の唇に、今さら誓いのようなキスをした。
彼女とこのペントハウスで暮らすようになって、日常が変わった。
朝起きるとコーヒーがすでに出来上がっている。それをお湯で薄めて飲みながら、慌ただしくバッグに水筒を詰め込んで出ていく彼女に、ひらりと手を振って見送る。
仕事を終えて帰宅すると風呂上がりの彼女がいて、気まぐれに作る夜食の分量は、一・三人前から一・五人前に増えた。