ハイエンドマリッジ~身も心も成熟したオトナの男に愛されて~
ちゃんと女性として見てくれてる――と思うのだけれど、本当のところ、どうなのだろう。

私のこと、どう思ってる?

「康惺さんも、ちゃんと楽しんでます?」

「これが楽しんでないように見えるか?」

「なら、よかった」

「……なにを心配してる?」

まるでかまってほしいとねだるような聞き方になっていただろうか。今さら少し反省する。

「私のお守りになっちゃってたら、申し訳ないなって」

観念して素直に告げると、彼はしばらく沈黙していたものの、なにを思ったのかゆっくりと起き上がった。

「涼羽」

寝転がる私を覗き込むように覆いかぶさる。

呆然としていると彼の顔が近づいてきて、唇が重なった。ちゅっと艶っぽい水音を響かせて離れていく。

「オトナの楽しみ方だって、言ったよな。それとも、あんたはまだ子ども気分なのか?」

私は小さく首を横に振る。

唇にキスをくれるようになったのも、『涼羽』って名前で呼んでくれるのも。

今は偽装結婚なんかじゃなくて、妻だと思ってくれてるって解釈でいいんだよね?

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