ハイエンドマリッジ~身も心も成熟したオトナの男に愛されて~
「捕まるようなこと、するわけないだろ。俺が会社のために身を切るような献身的な男に見えるか?」
それは確かに。でもそれって褒められたことなの?と首を傾げる。
「だいたい、今は涼羽がいる。悲しませるってわかっていて、そんなことするはずがないだろ」
パチッと大きく目を瞬かせる。彼の行動の指針に私の存在があるのは、ちょっぴり嬉しい。
「はい」
笑みを堪えながら鍋の蓋をしめる。
康惺さんはカウンターに肘をついたまま、大きく息を吐き出した。
「俺だって信じてたっていうのに」
「なんのことです?」
ひとりごとのように呟かれた愚痴を拾い上げると、彼はやや躊躇いを見せたあと観念して口を開いた。
「惺也が来た日、ソファに避妊具の包みが落ちていた。使用済みのやつ」
「は? え? は?」
意味がわからない。だがとんでもないワードが飛び出したのはわかる。
「どういう意味です?」
「惺也のいたずらだ。あんたと不倫していると思わせたかったんだろう」
サーッと血の気が引く。
それは確かに。でもそれって褒められたことなの?と首を傾げる。
「だいたい、今は涼羽がいる。悲しませるってわかっていて、そんなことするはずがないだろ」
パチッと大きく目を瞬かせる。彼の行動の指針に私の存在があるのは、ちょっぴり嬉しい。
「はい」
笑みを堪えながら鍋の蓋をしめる。
康惺さんはカウンターに肘をついたまま、大きく息を吐き出した。
「俺だって信じてたっていうのに」
「なんのことです?」
ひとりごとのように呟かれた愚痴を拾い上げると、彼はやや躊躇いを見せたあと観念して口を開いた。
「惺也が来た日、ソファに避妊具の包みが落ちていた。使用済みのやつ」
「は? え? は?」
意味がわからない。だがとんでもないワードが飛び出したのはわかる。
「どういう意味です?」
「惺也のいたずらだ。あんたと不倫していると思わせたかったんだろう」
サーッと血の気が引く。