ハイエンドマリッジ~身も心も成熟したオトナの男に愛されて~
冷静で、それでいて容赦ない眼差しを注がれる。

彼の長い指が、私のシャツのボタンを上からひとつ、ふたつと外していく。無骨さよりも品のよさが先に立つ綺麗な指だ。

「っ……」

あれだけ抱くのを拒むから、もしかしたらあまり性欲のない人なのかも、とも思っていたけれど。

予想以上に彼の目はぎらつき、雄と化している。

……こんなの、聞いてない。

心臓が爆発してしまいそうだ。

それでも私は抵抗せず、シャツの下にある下着姿を堂々と見せつける。恥じらったら、つい先ほど自分で口にした覚悟を否定することになる。

意地でも彼に抱いてもらう、そう自身を奮い立たせ、気合いで震えを押し込む。

値踏みするような彼の目が痛い。

なんとか平静を保っていられたのは、彼が私を一心に見つめているとわかったから。

ただ弄び凌辱するわけではなく、妻として、女として、真っ直ぐに向き合おうとしているのが伝わってきたからだ。

「わかった。あんたに協力する」

感情のない声でそう宣言し、自身のシャツを脱ぎ捨てる。

羞恥で心が折れそうな私とは対照的に、少しのためらいもなく逞しい肉体を堂々と晒す。

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