ハイエンドマリッジ~身も心も成熟したオトナの男に愛されて~
気だるい口調にほんの少し熱を滲ませて、もったいぶるように囁いた。

「せいぜい楽しませてくれ」

体が触れる距離に近づくと、甘苦い香りが鼻先を掠めた。

女性を惹きつける蜜のような甘さと、煙草の残り香。嗅いだ途端、麻酔をかけられたかのように頭がふわふわとしてくる。

彼が私の首筋に顔を埋め、鎖骨に唇を触れさせる。

彼の手がお腹を辿って這い上がってくる。あの長い指が、艶めいた唇が、私の肌に深く食い込んでいくのを感じた。

「……んっ……!」

本能的に上がる声。

……つい挑発的なこと、言っちゃったけど。

少し考えればわかることだ。彼がどれだけ経験豊富かなんてことは。

女性の体を知り尽くしているであろう彼は、丁寧に、ときには激しく強引に私の体を撫で蕩かす。

「怖気づいたか?」

再び彼の唇が動き、私を啼かせようと刺激する。

「そんなこと……っ」

強がりとは反対に、堪えきれずびくびくと震えてしまう体、跳ね上がる背中。

あっという間に上下ともに下着を奪われ、あらわになった女性の象徴を彼は指で愛で、唇で転がして、快感を与えていく。

体が疼いてたまらない。でも――。

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