ハイエンドマリッジ~身も心も成熟したオトナの男に愛されて~
視線を窓の方に移せば、ルーフバルコニーの先に都心の夜景が見えて、恥ずかしさが上乗せされる。

「待って……ここで?」

「大丈夫だ。誰も見てない」

「でも……」

「移動する間に興ざめだろ。……でもまあ、恥ずかしいって言うなら」

彼が「照明を落としてくれ」と指示すると、音声アシスタントが反応し、リビングの電気が消える。窓の外の明かりが余計に美しく目に映った。

「これで気兼ねなく楽しめるな?」

すぐそこに目隠しのない窓がある時点で気兼ねはするが。

だが、次第にそれすら気にならないほど、彼の愛撫に酔わされていく。

何度啼いたか、わからなくなってきた頃。

「力を抜け。イかせてやる」

深く穿たれた雄が、気遣いとは裏腹に心地いいとすら感じたのは、彼のテクニックゆえか、相性がいいのか。

「ん……ダメ……」

「気持ちいいか、悪いかで教えてくれ」

「気持ち……い……」

私の蕩けきった声に安心したのか、彼が笑みを浮かべる。

……その顔は、ずるい。

緩んだ口もとは、これまでの気だるい笑みとは対照的で優しさをたたえていた。

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