ハイエンドマリッジ~身も心も成熟したオトナの男に愛されて~
彼が腕を広げて、ほら、と招く。
結局その腕に身を委ね、今日も彼の雄に縋り付いてしまう自分がいた。
夜、目が覚めると隣に彼の姿がなかった。
ぽっかりと空いたベッドの片側は、ついさっきまで彼がいたことを証明するかのようにほんのり温かい。
しばらく経っても戻ってこないのを不思議に思い、水を飲むついでに様子を見に行こうと、私は寝室を出た。
吹き抜けから見下ろしてみるもリビングは暗く、人の気配はない。
ここにはいなそうだ。ならどこに?
首を傾げつつも階段を下り、水だけ飲んで戻ろうとしたとき。
ふと窓の外、ルーフバルコニーの奥でなにかが動くのが見えた。
手すりに肘をついてもたれかかり、遠くを眺める彼の背中。
わずかに腕が動いている。……煙草を吸っている?
掃き出し窓を開けると、生温い風が室内に吹き込んできた。日中や夕方ほどの暑さはないが、それでもまだ蒸し暑い。
でも屋上だけあって、風が気持ちいい。
窓を開ける音に気づいて、ちらりとこちらを見た彼だが、興味なさそうに視線を戻した。
……呼ぶつもりはないけれど、追い返すつもりもないってこと?
結局その腕に身を委ね、今日も彼の雄に縋り付いてしまう自分がいた。
夜、目が覚めると隣に彼の姿がなかった。
ぽっかりと空いたベッドの片側は、ついさっきまで彼がいたことを証明するかのようにほんのり温かい。
しばらく経っても戻ってこないのを不思議に思い、水を飲むついでに様子を見に行こうと、私は寝室を出た。
吹き抜けから見下ろしてみるもリビングは暗く、人の気配はない。
ここにはいなそうだ。ならどこに?
首を傾げつつも階段を下り、水だけ飲んで戻ろうとしたとき。
ふと窓の外、ルーフバルコニーの奥でなにかが動くのが見えた。
手すりに肘をついてもたれかかり、遠くを眺める彼の背中。
わずかに腕が動いている。……煙草を吸っている?
掃き出し窓を開けると、生温い風が室内に吹き込んできた。日中や夕方ほどの暑さはないが、それでもまだ蒸し暑い。
でも屋上だけあって、風が気持ちいい。
窓を開ける音に気づいて、ちらりとこちらを見た彼だが、興味なさそうに視線を戻した。
……呼ぶつもりはないけれど、追い返すつもりもないってこと?