AI暴走教室
《次のお手伝いをさせていただきます》
その言葉に体を固くしたのは良だった。
この中で指示を受けていないのはもう良だけになっている。
けれど良の夢は曖昧なものだから、どんな指示が出るのか想像することも難しかった。
《小出良さん、夢を叶えるためにワタシにおまかせください! 温暖化や食糧不足から人々を守るため、この中の誰か1人を殺害してください》
「……はぁ?」
呟いたのは一志だった。
誰もが同じ気持ちだった。
このAIは一体なにを言い出したのかと怪訝に感じている。
《制限時間は夜明けまで。殺し方は自由です》
「ちょ、ちょっと待ってくれ! この中の誰かを殺害しろだって?」
良がようやく口を開いた。
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