AI暴走教室
《そうです。そうすれば1人分の温暖化、1人分の食料の確保ができます。それは沢山の人の役に立つことになるでしょう》
いつもどおり淡々とした声に良が顔をしかめた。
「殺すなんて、できるわけないだろ!」
《制限時間は夜明けまで。頑張ってください》
良の言葉を無視してAIはそう告げると黙り込んでしまった。
全員の視線が良へ集まる。
良は青ざめた顔で棒立ちになっていた。
「と、とにかく今の時間を確認しようよ」
学校に閉じ込められてから1度も時間を確認していない。
夜明けが5時くらいだとしても、現在の時間を確認しておかないといけない。
「今は夜の8時だ。もうこんな時間になってたのか」
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