AI暴走教室
「もし鍵をかけ忘れたんだとしたら、誰が?」
「それはきっと、AIに命令している人物だと思う。それが誰なのかはわからないけど」
AIの影に隠れている人物を特定することができればこんな指示に従う必要もなくなるのにと、下唇を噛み締めた。
「その人物は鍵を掛け忘れたことに気がついていないってことになるよな。でも今回オレたちが地下に入ったから鍵のかけ忘れに気がついたはずだ。それでもこうしてまだ戸は開いたままになってる」
良が顎に指を当てて考え込む。
確かに、おかしいことばかりだ。
「わざと鍵を開けておいたってこと?」
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