AI暴走教室
「開けて佳代! 話をしようよ!」
戸をドンドンと叩いても外から反応はない。
佳代の足音が遠ざかっていくのが聞こえてくる。
仕方なく階段を駆け下りた。
良に頼んで早くここから出ないと、今の佳代は自暴自棄になっていてなにをしでかすかわからない。
「もう少し佳代の話を聞くべきだったのに!」
地下へ戻って真由美にそう言ったとき、真由美の呼吸が荒くなっていることに気がついた。
ふと耳をすませてみるとシューッと空気が抜けていく音が聞こえてくる。
「また、空気を抜かれてる!」
「わかってる。今やってるんだ!」
良がパソコンに向かってなにかを打ち込んでいるが、地下室の空気はどんどん薄くなっていくばかりだ。
< 157 / 171 >

この作品をシェア

pagetop