AI暴走教室
あっという間に呼吸が苦しくなって冷たい床に倒れ込んでしまった。
良は必死でパソコンにしがみついているけれど、座っていることも難しくなって椅子から転げ落ちてしまった。
「良……」
どうにか手を伸ばしてその体に触れようとするけれど届かない。
良が涙の滲んだ目をこちらへ向けた。
もう酸素はほとんどなく、吸い込めるものはなにもなかった。
こんなところで死ぬなんて。
徐々に意識が遠のいてきて、脳裏に良との思い出が蘇ってきた。
『夏季、こっちこっち!』
笑顔で良が手招きしてくれたのは去年の夏休みのことだった。
沢山ある宿題をふたりで放り出して遊園地に遊びにいったんだっけ。
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