愛しい俺様パイロットと、今日もいちゃいちゃ舌戦中
「そんな子どもじみたキスじゃ、小さいヨーグルトしか買えないな。アロエもナシだ」
挑発されていると感じるものの、絶対に顔が赤いので布団から出ることができない。
「じゃあ俺は買い物に行くけど、お目当ての物を買ってこなくても文句言うなよ」
意地悪な声を最後に、彼の気配がベッドから離れていく。
私はしばらく悩んだものの、どうにも言い返さずにはいられなくて、最終的にバッと布団を剥いでドアのところにいた彼を睨みつけた。
「夫婦なんだから貸し借りはないと言ったのは知隼さんじゃないですか! 自分の言葉にはちゃんと責任を持ってください!」
「……やっと出て来たか」
彼は目を細めてふっと微笑むと、つかつかとこちらに歩み寄る。それからあっという間にベッドに上がってきて、両手でそれぞれ私の手首を掴んだ。
手首を拘束された私は背中からベッドに倒され、目を白黒させているうちに、知隼さんの顔が目前に迫ってきた。
「ち、ちはや、さん……?」
名前を呼んでみるものの、彼はそれには答えず顔を近づけてくる。ギュッと目を閉じると優しく唇が触れ合う感触があって、そのまま何度か唇を食まれる。
押し倒された時はどうなるかと思ったが、彼は決して乱暴なやり方はしなかった。