愛しい俺様パイロットと、今日もいちゃいちゃ舌戦中
私は彼の目を真っすぐに見つめ返すことができず、軽く目を伏せながら小さく口を開く。
「や、優しいところ、と」
「ようやく気付いたか。それと?」
「私の全部を、当たり前のように受け止めて、なんでも肯定してくれるところ……ですかね」
「あとは?」
「えっ。ま、まだ言わなきゃダメですか?」
これでも結構頑張ったつもりなのに、目の前の知隼さんは期待に目を輝かせ、大きく頷いた。
まるで、褒められるのを待っている子どもみたい。その姿はなんだかかわいいし、彼との距離がぐっと近づいた気がしてうれしい。
……私も、ちゃんと素直になろう。
「知隼さんと同じです。……私も、あなたの全部が好き」
そう言って、彼の胸に顔を擦りつける。
彼の手が優しく私の髪を撫で、それからふっと笑った息遣いが聞こえた。
「やっと、お前の口からちゃんと聞けた」
喜びと安堵が混じり合った、優しい声が降ってくる。俺様な彼でも不安になることがあったのかと思うと、ますます愛おしい気持ちが湧く。
「長い間待たせて、ごめんなさい」
お詫びのつもりで手を伸ばし、彼の頬を撫でる。すると、その手をガシッと掴まれてしまい、知隼さんが鋭く目を細めて私を見つめた。