婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】
心臓がドキドキを通り越してバクバクしていて、顔は火が出そうなほど熱い……。
「ほ、本当に……は、離れてくださいっ!」
「何をいまさら……、いつものことだろう?」
不思議そうに意地悪そうに首を傾げるギル様が私をじっと見つめる。
そして……、私の心臓は限界を迎える……。
「も、もうむりぃぃぃぃぃいいぃ!!!」
「は?……リオ?」
驚くギル様の声を無視して、胸のバクバクが限界を迎えた私は部屋を飛び出した。
失礼とかどうとか言ってる場合じゃない。
思いっきり扉を閉めると、バクバクの胸を抑えながら全力で自分の部屋まで走った。
むりむりむりむりっ!!死ぬっ!!!
本当に無理なんですけど……!!!
心臓もたないよぉおおぉー!!!!
え……好きってこんなに大変なの?!