婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~

「くふっ…お、お嬢様…下品にも程がありますよ」

「いいのよ、別に〜!口いっぱいに入れるとすんごい美味しいのよ?ルリも食べてよ〜!!」

「私は遠慮しときます。他にもまだまだ美味しそうなのがあったのでお持ちしますね」


そう言ってルリは私のためにまたせっせとお菓子を取りに戻っていった。



そんな時だった……


「キャア!!ギル様がいらっしゃったわ!」
「なんて今日も素敵なのかしら!」


むしゃむしゃとお菓子を頬張っていると黄色い声が下の会場から響く。
これも夜会ではいつもの事で私は驚きも見もしない。
この黄色い声の中心の人物ももう把握済み。

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