イケメン騎士は男装王女!?
「あっ、オウガ!魔物退治、頑張って!」

「おう!」

手を挙げて応えると、ハキが隣に来た。

「子供か?」

「まさか。俺は独身だ。」

「じゃあ、おまえさんも、第一王女狙いか?」

「ああ?」

すると先を歩いているはずのルウが、俺の側に寄ってきた。

「第一王女目当てなのはよい。彼女は美しいぞ。」

「おっほー!」

ハキが喜ぶ。

「その上、知的でお淑やかだ。妻にするには、これ以上の人はいない。」

「なんだか、ワクワクしてきた。」

ハキは、途端に俺達の前を歩き始めた。

「ルウ、第一王女と結婚したら、そいつは王様になるのか?」

「いや、王はあくまで第一王女だ。だがその伴侶となれば、共同統治者になるだろうな。」

「ふうん。」

しっかし、このならず者の中から、この国の共同統治者が現れるとはね。


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