イケメン騎士は男装王女!?
たかが小便するだけで、部下を連れて行くなんて、さすがは騎士団長だな。

少しの間、木に寄り掛かっていると、仲間の一人が剣の練習を始めた。

「おい、おまえ気合が入っているな。」

「当たり前よ。いい働きをすると、騎士団に入れて貰えるんだろう?俺は、ずっとならず者で、家族からも見放されているからよ。ここらで騎士団に入って、見返してやりてえんだ。」

「俺もだ。ならず者って言うだけで、白い目で見られる。」

「俺も。」

「俺もだ。」

皆、苦労してんな。

そんなにならず者って、嫌われるのか?


「オウガは?」

「ああ……俺は元々、旅人だからな。金貰って終わりってとこかな。」

「なんだ、面白くねえな。第一王女、欲しくないのかよ。」

「女は旅に不向きだ。厄介になるから、別にいらないな。」

俺は一人、皆とは目的が違うようで、少しだけど壁ができた。

これがならず者と、職を持つヤツの壁って事か?

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