イケメン騎士は男装王女!?
ようやく平地に着いて、皆野宿の支度を始めた。

「はい、夕食です。一人一缶ですよ。」

ユラから渡されたのは、一切れのパンと、いわしの缶詰だった。

「肉はねえのか?」

「缶詰で我慢してくれ。すまん。」

ルウは、手を合わせて謝っている。

「あーあ。これじゃあ、明日戦えるかな。」

皆、大食らいみたいで、渡された食べ物は、あっという間に無くなってしまった。

「後は、寝るだけか。酒もないもんな。」

すると仲間の一人が、リュックから瓶を取り出した。

「へへへ。酒なら少しあるぜ。」

「おお!用意がいいな。」

そして酒を飲みたい奴は、イワシの缶をコップにして一杯やっていた。

「オウガも飲むか?」

「いや、俺はいい。」

本当は飲みたいが、戦いの前には、無用だ。

その時、ルウが俺達の方を見た。

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