イケメン騎士は男装王女!?
「おっと……」

酒を持って来た奴が、瓶を隠す。

「ああ、いい。ただし、飲み過ぎないでくれよ。肝心なところで、魔物を退治できなくなるからな。」

ルウのその言葉に、笑いが起きる。

案外、柔軟な頭を持っているんだな、ルウって。


「どうです?団長も一杯。」

「おい!」

仲間の一人が止める。

「そうだな。一杯、頂こうか。」

「ルウ様!」

いわしの缶詰を差し出したルウをユラが止める。

「酒を飲むなんて。あなた、お立場を解っておられるのですか?」

「一杯くらいだったら、僕も飲める。心配するな。」

ルウは、仲間から一杯酒を飲むと、美味しそうに飲んでいる。

それを見て、俺も一杯やろうかなと、ふと思った。


「おい、俺にも注いでくれ。」

ルウの隣に座ると、缶詰を差し出した。

「いいね、いいね。」

仲間は勢いよく、酒を注いだ。

「これで明日は、後悔なく魔物退治ができるってやつだ。」


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