イケメン騎士は男装王女!?
翌朝、目覚めはすっきりだった。

一杯酒を飲んで、緊張が解れたからかもしれない。

そうはいっても、ルウの顔を見る度に、昨日の夜の事が頭に浮かんで、ドキドキしている。


「皆。今日はいよいよ魔物退治だ。まずは雑魚共が来ると思う。が、決して気を抜かないように!」

「おう!」

仲間達は、気合十分で歩き始める。

俺はわざと、ルウから一番離れて歩いた。


すると平地から続いた道は無くなり、木々が生い茂った森に入った。

「いいか。ここからは魔物の巣窟だ。気を付けろ。」

ルウはユマと一緒に、そろりそろりと歩きだす。

それを見て、仲間達もそろりそろり歩く。

歩く度に、下に生えている草が、音を立てる。


その時、俺は殺気を感じた。

「おい、さっきから誰かに見られている。」

「魔物か?」

「いや、分からない。」

するとルウは、落ち着いて言った。

「皆、円陣を組め。どこからやって来るか、分からないぞ。」

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