イケメン騎士は男装王女!?
しばらくすると、後ろから叫び声が聞こえた。

「泥棒だ!誰か捕まえてくれ!」

「なんだ。王都にも泥棒がいるのか。」

するとセラが俺の腕を掴んだ。

「呑気な事言ってないで。捕まえてあげて。」

「ほいほい。」

俺が泥棒を追うと、隣から金髪の奴がスーッと、俺を追い越した。

「なんだ?」

あっという間に泥棒に追いついて、捕まえやがった。

「ナイス!金髪野郎!」

振り返った金髪野郎を見て、一瞬息を飲んだ。


サラッとした金髪は勿論、陶器のように白い肌。

大きな瞳に長い睫毛。

プルンと潤んだ唇。

ああ、世の中不公平だ。

こんなハンサム奴もいるんだな。


「君も泥棒を捕まえに来たのか。」

「ああ。」

声が高い。

まだ少年なのだろうか。

そう言えば、背もセラと同じくらいだ。


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