イケメン騎士は男装王女!?
「なあ、ユウ。」

俺が話しかけると、ユウは俺に背中を向ける。

「誰にも言わねえよ。ただ、何で男装なんか?」

ルウは、手をぎゅっと握り締めた。

「……今はまだ言えない。」

「そうか。」

そして俺は、ルウをこっちに向かせた。

「何かあったら、俺を頼れ。俺が守るから。」

「オウガ……」


その時だった。

「怪我人の治療が終わったぞ。」

「ああ。」

ルウは、怪我人の元へ行ってしまった。

女だと分かった以上、男なら守るのが当たり前じゃねえか。

「怪我をしている者には申し訳ないが、もう魔物の巣窟の中に入っている。このまま休んだら、また魔物に襲われるかもしれない。今は辛くても、歩き出そう。」

「おう!」

怪我人は、隣の奴が肩を貸した。


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