イケメン騎士は男装王女!?
しばらく歩くと、薄気味悪い霧が現れた。

「嫌な霧だな。」

俺はルウの前に立った。

「皆、あれだ。」

ルウが、剣で山の山頂を指す。


すると霧が少し晴れて、何やら城みたいな物が見えた。

「あれが魔物の主の城だ。あれから魔物が街へ現れるのだ。」

「それを俺達が、退治しに行くって訳か。」

仲間の士気が上がった。

「なあ、団長よ。俺達の他に魔物討伐の旅に出た奴は、いないのか?」

ルウは、ゴクリと息を飲んだ。

「……昔、二度程魔物討伐に向かった人達がいる。一度目は父の時代、二度目は叔父の時代。だが、二回とも誰も帰ってこなかった。」

「皆、死んだって事か?」


その瞬間、「ひぃー!」と叫び声が聞こえた。

「俺、死にたくねえ!」

そう言って、3人程元来た道を、走って帰って行った。


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