イケメン騎士は男装王女!?
『止めろ!止めろ!』

そして主がひるんだところで、妖剣を主の喉元に突き刺した。

『ぐああああああ!』

主は妖剣に刺されたまま、ドスンッと転がった。


「やったのか?」

ユラと一緒に主に近づくと、他の山犬みたいにスーッと小さくなった。

残ったのは、白髪が生えた老犬の姿だった。

「ここに住み着いて、魔力を吸い続けたのでしょうね。」

「なんて話だ。」

元は、土地を奪われた山犬が、巨大化して街を襲うなんて。

そしてユラは、妖剣を取り上げた。

老犬はピクリとも動かない。

絶命したんだな。


「そうだ、ルウ様!」

ユラは急いでルウの元に向かった。

「ルウ様、ルウ様!」

「ん……」

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